Backlogでオリジナルダッシュボードを作成 ~事例のご紹介~

こんにちは、金田です。久々の投稿です。
今回はBacklog APIを利用して、Backlogの外側にダッシュボードを作成した事例をご紹介いたします。

きっかけとしてはいずれもお客様からのご依頼でしたが、いずれにしてもBacklogはプロジェクトを横断して俯瞰的に状況を可視化するといった部分では少し弱いです。

(プロジェクト個別では「バーンダウンチャート」「ガントチャート」が機能として実装されていますし、プロジェクトを横断した検索も可能ではありますが。)

そんな弱点を補うべく、各プロジェクトの概況だけを登録するためのプロジェクトを別に立てて管理されていたり、課題をすべてエクスポートして外部で集計したりと、Backlogを横断しての管理にお悩みの方が少なからずいらっしゃると聞いたことがあります。

今回はそんなプロジェクトお悩みをもつBacklogユーザーの皆さんに向けて、弊社で作成したダッシュボードツールを2例ご紹介いたします。

事例1:期限切れの課題集約に特化したダッシュボード

1つ目の事例はクレーム処理をBacklogで管理されているお客様に向けたダッシュボードです。このお客様はクレーム発生からクローズまでの期間に着目して課題の件数を集計されたいとのご希望でした。

ご提供したダッシュボードの画面がこちらです。

このツールでは、上段に課題全体の件数、中段に期限切れの課題の件数とグラフを表示しています。
また下段には期限切れ課題の一覧を表示し、課題へのリンクも付けています。

これを週次で確認し、期限切れ課題件数の推移を見てフォローしたり、期限が切れてから時間が経っている課題のヒアリングをしたりということが可能になります。

事例2:メンバー毎のプロジェクト別・ステータス別集計

2つ目の事例はプロジェクトをまたいだメンバー間の稼働バランスを可視化したいというお客様に向けたダッシュボードです。

ご提供したダッシュボードの画面がこちらです。

グラフは3つあり、それぞれ次のような切り口で集計しています。画像は1. のものです。

  1. メンバー全員の担当課題について、「予定時間」をプロジェクト別・ステータス別に集計したグラフ
  2. 個人の担当課題について、「予定時間」をプロジェクト別・ステータス別に集計したグラフ
  3. プロジェクト毎に各メンバーが担当している課題の「予定時間」を集計したグラフ

    この画面を見ながら、例えば稼働予定の多いメンバーから少ないメンバーへ担当を移すことでメンバー間の稼働の偏りを防いだり、稼働予定の多いプロジェクトに対して予め要員を追加しておいたり、といったことが可能になります。

    いかがでしたでしょうか。弊社のBacklog助っ人サービスでは、上記以外にも様々な角度・視点からBacklog向けのダッシュボードを作成することが可能です。

    このツールに興味をお持ちいただいた方、Backlogでのプロジェクトをまたいだ管理にお悩みをお持ちの方は、是非このページ最下部の「お問合せはこちらから」ボタンより、お気軽にお問合せください。

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