オンラインストレージサービス vs NAS

こんにちは、OBです。

今回も例によって、極めて汎用性の高い情報の提供です。(笑)

みなさんは、オンラインストレージサービスを使っていますか?
ネットが繋がる環境ならどこでもデータにアクセスできてとても便利ですよね。
GoogleドライブDropboxOneDrive(旧SkyDrive)等さまざまなサービスがありますが、どれも15GB程度なら無料で使えます。
モバイル環境でも4G回線であれば、ストレスなく使えてますます利用機会増えてきています。

これだけ便利だと、みなさんある事が頭に浮かぶのではないでしょうか?

「音楽や動画をアップロードして、PCやスマホで何時でも何処でも共有できると便利!」

今現在私は、自宅PCからスマホに音楽ファイルや動画ファイルをコピーしているので、これが出来れば思いついたとき自由にダウロードができて使いやすさアップ間違いなしです。

しかし実際には問題が発生します。

「容量が全然足りない!」

ドキュメントファイルを扱うだけなら無限に思えた無料ファイル容量が、動画ファイル数本アップロードするだけでファイル容量オーバーになってしまいます。
それならば「ちょっと、お金を払ってファイル容量を増やせば良い。」と考えましたが例えばファイル容量を1TBに拡張すると、Googleドライブでは毎月約10ドル掛かります。これは財布の紐の堅さに定評のある私がコンマ5秒で却下するに十分の要因です。

「困った・・・」

(ここから対象者がぐんと狭まります)
我が家の環境では、とあるネットショップにて1万円弱で購入したNAS(NETGEAR ReadyNAS DUO v2)があります。
この製品には元々「ReayNAS Remote」という機能で外部からのリモートアクセスが可能なのですが、私の環境ではなぜか接続が不安定になるため利用していませんでした。
しかしこの製品、動作しているOSがLinuxで色々弄れる為、自前でVPNサーバとして動かすことで安全に外部接続することが可能なのです!
手順としては、以下になります。

  1. Enable Root SSH アドインを導入してコマンドを叩ける状態にする
  2. OpenVPNをインストールしてサービス起動(Debian系なのでapt-get openvpn)

※但し、正規サポートが受けられなくなる可能性があります。

こうすることで、NASがVPNサーバになり外部からVPN接続が可能になります。

「ひゃっほい!これで万事解決!」

なるはずでしたが、現実は…

  • LTEでは通信量の制限(7GB)に、あっという間に引っかかってしまう。
  • WiMAXでは通信量の制限がなく問題ないのですが、サービスがいつまで続くか微妙。
  • 3G回線では1GBクラスのファイル転送は非現実的、せいぜい100MB程度。
  • wifiが使える場所では問題なし。

となり結論としては、

「大容量になればNASの方がコストパフォーマンスは良いが、巨大ファイルを扱うには制限が多すぎるので微妙」

とすっきりしない結果になりました・・・

「各キャリアさん、安くて通信速度が早くて制限のないサービスお願いします!」

ではでは!