信頼度成長曲線

信頼度成長曲線

平成13年初級システムアドミニストレータ試験より

■問題
テスト工程での品質状況を判断するための管理項目として、
テスト項目消化件数と累積バグ件数との相関がある。
品質が安定しつつあることを表しているグラフはどれか。

■解説
ソフトウェアの品質を図るやり方として
「信頼度成長曲線」を使用するやり方があります。

横軸にテスト項目消化数、縦軸にバグの累積個数を
定義したグラフになります。

テストを開始してから間もなくすると、バグは多く発見されますが、
徐々に減少し、最後にはほとんど発見されなくなります。
ソフトウェア信頼度成長曲線が水平な線を描き始めると、
バグがほぼ収束し、ソフトウェアが一定の品質に達したものとしてみなすことができます。

■答え

■現場では
テストの実施方法により、このような曲線を描かない場合があります。

例えば、テスト期間の前半で機能Aをテストし、後半で機能Bをテストするような場合は
機能Bのテストに入った直後に、バグが多く発生すると考えられます。

その場合、「同じ機能」や「同じ観点」にグループ化することで
理想曲線になると考えられます。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です