【No.35】分かりやすい、迷わない開発を

こんにちは、Hです。

いよいよ2012年も始まりましたね!
今年も更なる飛躍の年になるといいですね。

さて毎年、最初の営業日にはチームメンバーに対して「所信表明」を行うことにしています。
今日はその内容についてのお話です。

■所信表明

「今年の方針は『分かりやすく、迷わない開発』をキャッチフレーズに進めていきたいと思います。」

なぜ上記のような方針を掲げたかというと、開発で参照するべき情報が増えてきてしまったからです。
ここ2,3年、品質に対する取り組みの一環でプロセス・手順の整備、テンプレートの作成、
チェックリストの作成、情報の共有化など取り組んできました。

結果、品質に対しては一定の効果をあげて、現場でも品質に関する表彰がされることとなりました。
このことはメンバーの頑張りに支えられたことであり、大変喜ばしいことです。
一方でいろいろな情報がでてきてきたことから、メンバーが開発時に考えるシーンが増えてしまったり、
迷った挙句、手順ミス等でやり直しになるといったことも出てきました。

そのため今年はそういった部分を少なくするため、「分かりやすさ」を目標としてプロセスの再改善をしようと思い立ったわけです。

■具体的な取り組み

「分かりやすさ」に関する具体的な取り組みは4つです。

  • プロセス・手順の棚卸
  • プロセス・手順の内容・テンプレート・チェックの明確化
  • 入口の一本化
  • 参照情報の整備

1つ目は「プロセス・手順の棚卸」です。
プロセスそのものはドキュメント化されて、具体的なタスクまで記述されています。しかしながらそれを盲目的に利用しており、不要なタスクの精査、タスクの統合、一から見直しといったタイミングがこれまで設けられていませんでした。そのためまずはプロセスのドキュメントと向き合って、内容を確認します。

2つ目は「プロセス・手順の内容・テンプレート・チェックの明確化」です。
せっかくテンプレートやチェックリストがあってもそれをどのタスクで実施すべきか、明確でなくサブチームや人によってまちまちになっています。ついでに言うと、ツールやスクリプトによって半自動化できる個所もあるのではないかなと考えています。

3つ目は「入口の一本化」です。
チームで作るドキュメントだけでなく、現場全体で共有するドキュメントや成果物がいろいろなところに散らばっています。できるだけ同じような情報は固めておくのがよいと思いますが、他ベンダーやユーザの資料まで勝手に配置を変えるわけにもいきません。そこでチーム内で運用しているWikiから直接アクセスできるように入口の一本化を図りたいと思います。
※そこそこ一本化できていますが、もう一工夫。

最後が「参照情報の整備」です。
リンク集や開発メニューなど各種へのリンクをWikiにまとめていますが、何でもかんでも乗ってしまった感がありカテゴリわけを再度する必要があります。またよく利用されるリンクについては、もう少し簡単にアクセスできる場所に置くといいかなと感じています。

■効果はいつあらわれるか?

上げた内容を振り返ってみると、オーソドックスな取り組みだけのようですが、こういうのが一番効果があるのではないかなと思います。これらの成果は年末にまとめる各種指標や、メンバーに対するアンケートを実施して、効果を測る予定です。

いい結果につながることを期待しつつ。

それではみなさん今年もよろしくお願いいたします。

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