第12回 ITテクニカルセミナーレポート

第12回 ITテクニカルセミナーレポート

2011年5月20日、第12回ITテクニカルセミナーを開催しました。

今回はオープントーンらしさを出すために、ご来場いただいた皆様にオープントーンオリジナルICカードを配布し、 入口でタッチしていただく入場形式にしてみました。

株式会社ヌーラボの橋本社長より、「この勉強会は毎年、力の入れ方が違うんですよ〜」と出張からのとんぼ返りを感じさせない軽快な挨拶で開幕し、各セッションや弊社社長の佐藤のLightinig Talkが全てスケジュール通りに進行。そして
株式会社Jurabiの田岡社長の各セッションのキーセンテンスを盛り込みながら、日本復興のためにみんなで努力していこうという旨の力強い挨拶で終幕しました。

Lightning Talk(顧客からみた品質〜顧客・開発者との橋とは〜)(PDFファイル 472KB)

セミナー終了後の恒例の懇親会では、講師の方に直接話を聞いたり、最近興味のある技術話に花が咲いたり、はたまたちょっとここでは書けないプライベートな話題で盛り上がったりと、ご参加いただきました皆様の良い交流の場になったのではないでしょうか?

今回のレポートを読んでいただき、次回のセミナーに少しでもご興味をもっていただけたら幸いです。

当日の様子から

講演内容

  • 【注記】
     本ページでご提供する資料・情報は技術交流の意で公開するものであり、商用利用をはじめ個人的な目的以外での利用は認めておりません。また、内容については一切責任を負えませんのでご了承ください。
実践!! 品質V字回復 〜キーパーソンに頼らない、仕組み化によるチーム全体の品質向上 〜
【講師】株式会社オープントーン 畑中 貴之

金融システムの開発現場で 500 日間以上も本番障害を発生させない驚異的な仕組みとは?
品質のばらつき度合いから一時は解散の危機に陥った開発チーム。
その開発チームが繰り返し改善を重ねて、本番障害を発生させない仕組みを作り続けています。
チームを率いる現場マネージャより品質向上の仕組みづくり、チーム力改善の秘訣を紹介します。


【司会コメント】

弊社の畑中が実践し見事に品質回復を成し遂げた現場での品質への取り組みへの導入、運用、改善といった手法をプレゼンしました。 当日のアンケートからも、皆様が品質についてより強い関心を持っていただき、「Opentone Labs」でも紹介してほしいとの声を多数いただきました。

品質にお悩みの方は、当日の動画、資料とOpentone Labsを品質改善、向上のお役にたてていただければと思います。
Opentone Labsはこちら

Jenkins による CI(継続的インテグレーション)の導入
【講師】株式会社ヌーラボ 中村 知成

大規模開発・短納期といったように、システム開発におけるハードルは年々高くなってきています。
それに伴い、ビルドやテストを自動化して頻繁に実行し、問題を早期に検知して修正コストを抑える、CI(継続的インテグレーション)という概念の重要度が増しています。
今回は、CI ツールの一つである Jenkins について、その特徴や使い方・TIPS をデモを交えながらお話します。


【司会コメント】

色々な写真を使った個性的なプレゼン資料と、今話題の魔法の言葉でJenkinsの概要、利用方法、応用方法などをポポポポーンと段階を踏んだ内容で初めての方でも理解しやすいプレゼンだったと思います。

現場のビルド環境でお悩みの方は是非、当日の動画、資料をご覧になってみてください。
当日のアンケートでは「今後使ってみようと思った」などの声が多く聞かれました。

Arduino で始める素晴らしきマイコンの世界
【講師】株式会社オープントーン 根本 賢一郎

皆さんが普段から使っている家電、自動車、携帯電話などなど。
その多くは、マイコン(マイクロコンピュータ)によって制御されていることを知っていますか?
今回は、Arduino を使って素晴らしきマイコンの世界を皆さまにご紹介したいと思います。


【司会コメント】

「パパこんなことできちゃうんだぞ〜」という子供に自慢できるスキルを身につけるため弊社のマイコン初心者である根本が立ち上がりました。 今回の主題である品質とはあまり関連のないセッションではありましたが、独自のテイストを展開しつつマイコンの魅力をプレゼンしました。
当日のアンケートでも「今までにない分野で面白かった」「久しぶりマイコン触ろうかな」などのコメントをいただきました。

資料にはマイコン作成のための情報が記載されているので初めての方にもお勧めです。
また、動画もあわせてご覧いただくとより理解しやすいかと思います。

リーン開発について
【講師】株式会社Jurabi 小野里 啓志

リーン開発とはトヨタ生産方式に学んだソフトウェア開発方法論で、アジャイルプロセスの1つです。
「ムダをなくす」という意味のリーン思考と「俊敏さ」を主眼とするアジャイル開発。
リーン開発でソフトウェア開発は改善されるのか、皆様と考えていきたいと思います。


【司会コメント】

「ムダをなくす」というリーン思考に関連するプレゼンでしたが、プレゼン資料の背景を黒くしたことによる印刷時の黒インクを無駄にした反省のツカミから、概要説明、例題を挙げての「ムダ」に対する意識の仕方、実際の活用方法といった展開で多くの方々を惹き付けるプレゼンでした。
当日のアンケートでも「リーン思想を取り入れる」「早速実践してみる」といった声が聞かれました。

現在の開発手法にお悩みの方は是非、当日の動画、資料をご覧になってみて選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。




ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
このページをご覧いただいた皆様、次回は会場でお会いいたしましょう。