組織設計の原則

■問題
組織設計の原則に適合しているものはどれか。

ア:1人の上司が直接監督できる部下の数には得に制限がなく、
上司の立場と管理職としての経験年数と能力によって増加させるべきである。

イ:組織の構成員が、組織の枠を超えたプロジェクトに
参加しやすくするために、別組織の上司からの指示命令にも従うことが
できるようにすべきである。

ウ:組織を構成する個人が専門化された業務活動を担当できるように、
階層化された組織構造のそれぞれの階層に独自の意志決定権を与えるべきである。

エ:日常的に反復して起こる問題や仕事の意志決定は部下に委譲し、
上司は例外事項やより重要な問題について意志決定できるようにすべきである。

■答え

ア:能力が高くとも、部下が多すぎると統制が困難になります。
イ:複数の命令系統があると意思決定が混乱します。
ウ:各人ついて割りふられる権限と責任の重さは同じ大きさであるべきという
原則に反します。
エ:機械的に処理する内容の業務は部下に委譲すべきで、
上司は例外への対応を行うようにします。
業務の委譲は、次期管理者の育成に繋がります。

■現場では
SEの現場では、案件の規模により人数の増減があり
それに伴い組織の構成が変わることが多いです。
その都度、指揮系統、各自の役割/権限を明確化することは大事です。

明確にしないと責任範囲が曖昧になり
作業漏れなどに繋がります。

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