2016年期(第14期)が無事完了いたしました

当社期末(1月末)を迎え、2016年期(第14期)が無事完了いたしました。
今期は概ね減収増益で終わりそうです。※まだ、未確定です。
「減収」と聞くと「事業が縮小しているのでは?」とご心配なさる方も多いと思いますので、ここで説明させていただきます。
これまで、ベンチャーとしての「成長」目標を果たすために、売上のUPを優先して取組んでまいりました。
しかし、結果として自社のリソースを超えてムリに受注した分、外注費がかさみ、近年営業利益率が急速に低下してきました。利益より「成長」(受注)優先の体質の帰結ともいえたと思います。
そこで、第14期は、その点を反省し「収益優先」に立ち返った次第です。
5億の売上で0.3億の利益(※SI会社のJISA平均が6.67%のため)より、3億しか売上はないが利益は1億のほうがはるかに健全な組織と言えますので。
利益が会社の維持の全てではありませんが、社員の待遇の改善を始め、研究開発も、サービスへの投資も、採用による人的投資も利益を元にして行います。
あるいは、利益が薄い事案を数多く抱えることにより、マネジメント層を中心として社員の負担が収益額以上に重くなったりします。
そこで、14期(2016年期)は収益優先を掲げ、むしろ受注を制限する方向に舵を切った次第です。
その結果の減収・増益という結果になりました。
ですので、「ダイエットにより筋肉質になった」と評していい結果かと思います。
さらには、14期における数字以外の最大目標がサービス部門の強化でした。
ICタイムリコーダーのような「人数と関係なく稼ぐ仕組み」にも力を入れている次第です。結果、サービス部門は30%の増収、その倍以上の増益に終わりました。
まだまだ、受託部門に比べて売上も収益も小さいので経営全体への貢献は少ないですが、着実に会社の収益基盤となってくれています。
当面の当社の大きな方針としては「エンジニア(人)の数によらない収益体制を作る」というのを大方針としています。
「人月ビジネス」といわれ「人」つまり社員・協力会社様を沢山集めて規模を追求するような従来のSierが目指すビジネスモデルではない方向性を考えております。
社員であれ、協力会社様であれ「仕入れ」のように沢山のエンジニアを少しでも安く採用し、その人数で薄利を集めて会社を成長させる。というような従来型のSIerのビジネスモデルは遠からず行き詰ると私たちは考えています。
実際問題、300社の我々より優秀な経営陣が何十年も取組み続けて6.67%の平均利益を超えれば優秀といわれる業界です。
このことは、現状のモデルに待遇改善余地や、研究開発投資、人的投資余地などが殆どないことを意味しています。
ですから、当社は、受託プロジェクトを収益の柱とせずにITベンチャーとして事業を健全に成り立たせる方法を考えております。
受託事業は、少なくとも現時点で収益柱です。よって引き続き成長と改善を追及します。ですが、少し先の未来では当社のIT技術と、取引先の業務ノウハウとの「コラボレーションの場」として成長・発展させていきたいと考えております。
たとえば、スマホを使ったヘルスケアの仕組みを御客様と考え生み出します。
その事案自体は受託なりレベニューなりと言う形で成し遂げます。
次に、その仕組みをサービスとして顧客と一緒に送り出すことで、収益に変えてゆく・・・・といったモデルへの転換を進めていくことを考えています。
将来、受託単体での収益への必然性が薄れることで
・御客様と一緒に未来を見れること。
・品質や機能性に妥協をせずに済むこと
などのメリットがあると想定しております。
そうして、「人の数」と比例しない売上・収益のモデルを作り上げて行きたいと思い描いてます。
引き続き当社は、ITエンジニアリングやサービスの企画・運営・運用に強い人材を募集していきます。
一緒に新しいITエンジニアリングに基づいたビジネスモデル自体の創出に挑戦しませんか?
今ある線路の先に「面白そうな世界」が見えてこない人達の応募をお待ちしております。「面白そうな世界」がやってくるのを待つのではなく、生み出してしまいましょう。
写真は社員総会の風景と、総会の中の乾杯の様子です。
乾杯はワインボトル入りの高級お茶でいたしました(笑)
飲めない人も安心のオープントーンです。
総会2017
かんぱい

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