最近のシステム開発動向 と 弊社の立ち位置

 私は代取であると同時に営業部長でもあります。
 そこで、ざっと周囲の同業他社を含めた動向についての感想を述べてみると。。。
 業務系のWebシステム開発は業務系・コマース系ともに伸びている感じはあります。
 それ自体は稼がない社内業務系のようなシステムも一昨年の投資抑制の反動か引き合いは、かなり多い感じです。
 Web系の業務システム自体は「底堅い」受注動向と言っていいのではないでしょうか。
 もはやIT自体は社会の基盤の一部と言ってよく、実現する方法がWebか否かはさておき、一定度の需要は常にありますし。
 弊社の周辺では、回復というか、落ち込んだ昨年比ではなく、2昨年(リーマン前)を上回り初めている感があります。
 ただ、一般的な「Web系の業務システム」自体はとっくに、それも、かなり厳しい価格競争の中にあり、決して同業他社の動向が楽観できる状況ではありません。
 ちなみに、単にWebシステムです。OO志向です。AOPです。Javaです。新バージョンのOSSフレームワークです、デザパタです。。。では他社との差別化が難しく、結局安さと速さの勝負になってしまいます。
 そこで、弊社も「一味」加える事で比較的、強い御引き合いを頂けているようです。
 弊社がある程度差別化できているのかな・・・というところは「(質的に)大ベンダ並みの仕事を中小の価格でする。」というあたりでしょうか。
 また、同時に中小の身軽さ、最近であればKVS、クラウド環境下、ARやスマートフォンを絡めたシステムなどの一味加えた開発を御提案できる辺りでしょうか。
つづく


 よく中小SIに頼むとマネジメントやドキュメンテーションが、やはり大手に劣る話を良く聞きます。
 実装力のある元気な開発会社が、実装に主軸を置きすぎる例も良く聞きす。
 よい物を提供しようとする。Manifesto for Agile Software Developmentにある「Working software over comprehensive documentation」のような実装中心主義に軸足を置きすぎた結果、実装以外の側面で顧客満足度を下げてしまっている例などを良く見ます。
 弊社は大手並みのドキュメンテーション(=大手並みの信頼を顧客に提供)をしながらも、中小並みの価格で中小以上の速さと品質を確保できているように努力しています。
 無論、マネジメントの正確さ等も出来るだけ大手以上に高めようとしています。(マイルストーンの設置や粒度、実際の進捗の計測など)
 もうひとつは「とがった中小らしさ。」でしょうか。例えば、既存の大手ベンダに「今度スマートフォンを使いたいんだけど」とか、「KVSでやってみたい」と言ってみてもどうも、提案らしい提案もなくスルーされた感がある・・・と言った悩みも良く聞きます。
 あるいは、大真面目に「まだ手を出すべきではないので弊社のこのソリューションを・・・」という提案を逆にしてくるなど。
 そうした時に、きちんと弊社はアーキテクチャを検証し、プロとしての回答をなるべく前向きに提案できるように運ぶようにしています。「このソリューションを売らなきゃ」という命題を持っていない組織故の柔軟さがあるのかなと思っています。
 ちなみに弊社のロゴの下部分は信頼や品質を表し、上左の黒がITベンチャーのとがりを。上右のシルバーが顧客・従業員・社会と言った、ステークフォルダーへの貢献を意味しています。
 つまり、まだまだ厳しさについての話が多いとは言え、受託システム自体は底堅い。が一味がないとかなり厳しい価格競争になるのも事実。
 今のところ信頼性や「とがり」を御評価頂いている顧客様の御理解のもとで、ある程度好調な御引き合いを頂いているという状況です。
 というわけで、実は弊社また外注比率が上がっておりまして、求人いたします!9月8日からリクルートさんに掲載される予定ですので「仕事(Enterprise)とIT(Information Technology)」を追求してみたい、上記を読んでぴんとくる物があった方は是非ご応募ください!

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