「作品」に銘を入れたい

 たとえば、映画のように、エンターテイメント系のソフトですと、しばしば「スタッフスクロール」というのが出てきます。プログラミング誰々、プロデューサー誰々・・・果ては宣伝から営業まで。
 しかし、業務系のシステムやアプリケーションには殆ど、「スタッフスクロール」が出てきません。
 実は私はこれを非常にさびしく思っています。
 世間のみなさんにはわからないところで、よく業務系システムではプログラミングのヘッダーにAutherというのが書いてありますが、これは単に開発の際に問題や問い合わせのトラッキングに便利なように「どこどこ社の誰々が書きました」と書いてあるだけです。
 無論、ソースのヘッダーやフッターあるいは構成管理ツールの中にのみ残りますのでご利用されているいわゆる「世間一般」の方から見える事はありません。
 これにはいくつかの理由があり、最大の理由はセキュリティと著作権と言われています。
 たとえば預金システムの設計者が分かれば、その人を締め上げて、、、、という「可能性がある」と業界では言われてきました。
 実際に現在のシステム開発にかかわっている人々は知っていますが、そういう社会的にミッションクリティカルなシステムの場合、あまりに大き過ぎて、一人ひとりの技術者のかかわれる範囲は非常にせまく限定的です。その上、1個人が一言漏らしただけでセキュリティに懸念が生じるようなシステムは使い物にならない・・・ことは周知の事実です。
続く・・・

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