金融ソリューション事業部のITプロジェクト支援サービスのご紹介

開発プロセスのイメージ

ナレーター
楽天銀行様のシステムの一角を7年にわたって支え続け、今回のリリース体制の再構築でも効果を発揮した、ITプロジェクト支援サービスについてご教示ください。
畑中
当社のITプロジェクト支援サービスは、よくあるリソース中心のプロジェクト支援サービスとは一線を画します。特に大きな特徴は、広義でのマネジメント支援までを、そのサービスの適用範囲にしている事です。
ナレーター
よく業界では「何人出している」という表現が用いられますが、それとは違うという事ですね?

1. 縦にも横にも幅広いプロジェクト推進能力

畑中
もちろん、リソースの確保もプロジェクトマネジメントの重要な要素です。しかし、我々にとってはリソースの確保は重要ではあるものの、それはプロジェクトにおける一つのファクターでしかありません。当社のITプロジェクト支援サービスを、我々は「縦にも横にも広い」サービスと呼んでいます。
ナレーター
縦・横に広いというのは?
畑中
我々は多くの場合「縦」……つまり最上流から最下流。要件を検討するところから始まり、概要設計を行い、見積もりを行い、必要なリソースの算出も行います。
楽天銀行様のようなお取引の長いお客様であれば、部門間の調整などもご支援致します。そのうえで、開発体制を構築し、実装やテスト、そしてリリースまでを、全て一貫して行います。
さらには、「横」……品質や工程・プロセスの管理、セキュリティやパフォーマンスといった非機能要件です。運用要件など「システムを開発稼働する上で必要なこと」全てをカバーするだけではなく、むしろお客様が業務改善に必要なことを、システムを含めて全て提供するという姿勢に近いのです。
ナレーター
サービスの概要は分かりました。そのうえで今回の楽天銀行様の「2週間でリリースする開発体制を作る」事例ではどんな形で、そのサービスの力が発揮されたのでしょう?
2週間でリリースというと、ひたすらプログラミングを急いでいるイメージですが?
畑中
一般に「2週間ごとのリリース体制を作る」と聞くと、開発やテストを如何に迅速するかが肝だと思われるかもしれません。
2週間ごとのリリースを実現する方向で考えるために、まず「どこに時間(手間)がかかっているのか?」を分析しました。
幸い楽天銀行様は当社の提供したRMC(
※1
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RMC
Redmine Client( レッドマインクライアント)
レッドマインのチケットと作業時間を組みあわせて管理するシステム
レッドマインへの入力を容易にし、チケットに対する工数管理を低コストで実現する株式会社オープントーンの製品
)とプロジェクト工数管理システムのおかげで、そうした情報の取得は容易でした。
前述のように、プロジェクト内の厳密な作業時間をタスクごとに計測しています。
ナレーター
なるほど。常日頃から顧客とともに現場のコスト構造を分析し、改善に努めてきたからこそ、今回の体制構築の際に的確に対応出来たのですね。

2. 開発を超えた支援をするのが我々のITプロジェクト支援

畑中
その結果実際には開発や単体でのテストのコストは3割程度しかなく、はるかに後工程のテストやリリース、そして上流工程の方がコストが高かったのです。
ナレーター
テストの効率化はよく耳にしますが、上流工程の効率化とは?
畑中
上流工程の効率化とは、要件定義や外部設計の効率化を差します。
例えば、お客様が社内で予算や期間を承認し、プロジェクトを立ち上げるにあたってはアウトラインの計画と概算の見積もりが必要になります。
そこで当社のITプロジェクト支援サービスでは、お客様に代わりRFPを作成したり、顧客の社内の予算とりやプロジェクト計画まで支援したり、通常お客様が「SIerに期待していること」以上の支援が受けられます。
ナレーター
従来のITプロジェクト支援サービスでは、そうした初期計画は顧客が単独で行うことが多く、結果として顧客のIT部門のリソース不足などにより、遅延することが多かった。その結果として、そこがボトルネックになっていたんですね。
畑中
はい。ですが、単なるリソースの問題だけではないのです。
初期計画では「パッケージを組み合わせるのか?」「Webでやるのか?」など、最低限度のアーキテクチャなども決めなければいけません。そのことが概算の見積もりを大きく変えてしまうからです。
さらには「既存システムの構造」や「他システムとの接続方法」なども比較的大きな粒度の決めごととして必要になります。
ナレーター
なるほど、ユーザーサイドの情報システム部の持つノウハウ以上の専門的なノウハウ・技術が、プロジェクト計画のアウトラインや見積もりの為には必要ということなんですね。
なので、そこを支援しない限りはボトルネックになり続けると。
畑中
はい。しかもそれは、第三者に説明可能なように具体化・体系化しなければなりません。なぜ「Webでやるのか?」なぜ「パッケージを組み合わせるのか?」を担当者は上司や経営層に説明する必要が出てくるでしょう。
その時に、当社のノウハウやプロジェクト推進のためのリソース支援は大きな力を発揮いたします。
見積もりの手法一つとっても、FP法(
※3
※3
FP法
ソフトウェアの見積もりの手法の一つ。
主に画面項目やデータベースの項目数などシステムの外面的な機能の数から見積もる手法。
)のようなものからユースケース法(
※4
※4
ユースケース法
ソフトウェアの見積もりの手法の一つ。主に機能に対する使い方(ユースケース)の数や複雑さから見積もる手法
)、WBSの積み上げ(
※5
※5
WBSによる積み上げ法
ソフトウェアの見積もりの手法の一つ。
主にWBS(Work Breakdown Structure 作業を細かいタスクの粒度に分解し記載した表など)のタスク単位で作業量を見積もる手法
)、あらゆる手法を理解している当社だからこそ、客観的な説明をご提供出来ます。
ナレ
従来「顧客待ち」になりがちだった部分まで踏み込むことで2週間リリース体制の構築を可能にしたのですね。

3. 短期リリースを可能にするマネジメント力

畑中
それだけではありません。
例えば、ビジネス要件でリリースが入れ替わったりします。
2週間ごとにリリースがあると、そのバージョン管理は困難を極め
ます。バージョンとは単に上がって行く物ではなく、相互に複雑な
依存関係があるからです。
A案件が延期や見送りになれば、B案件やC案件も影響を受けたりし
ます。そうした相互依存の中、ネットバンキングというミッショ
ンクリティカルなシステムに置いて正確にテストを行い、リリ
ースを行うのはとても難しいことです。
後述のサービス内容の説明でも話させて頂きますがCI
ツール(
※6
※6
CIツール
Continuous Integrationツールといわれ「継続的インテグレーションツール」のこと。Jenkinsなどが有名である。ビルドやテスト、インスペクションなどを自動化省力化し開発の効率を高める。
)やテストの自動化などの手法も貢献
していますが、要件からリリース・運用まで全体の
マネジメントが一番重要ですね。

オープントーン高田のイメージ

ナレーター
なるほど。開発の早さが重要というより、事案を
取りまわすマネジメントの正確さがより重要という
ことですね。
畑中
ここまでの説明でお話した、幅広い支援とマネジメント力に加えて、顧客のエンジニア能力のスキルアップ支援も行うことで、「2週間でのリリース体制」を可能にしていきました。当社のITプロジェクト支援サービスでは、楽天銀行様の事例のように、顧客のITガバナンスの構築・維持を積極的に支援します。
ナレーター
確かに同じ話を楽天銀行様からも伺いました。こうしたマネジメントの支援の結果どんな成果が上がったのですか?

4. 「600日間本番無障害の表彰」を頂く

畑中
マネジメントの一環として今回に限らず、何年にもわたってプロセス改善の取り組みをしてきました。こうした取り組みが奏功し、なんと「600日間本番無障害」にて、お客様より表彰頂きました。
それも、単に保守をしていただけではなく、短いサイクルで前述のように多くの新機能や、改修のリリースを行いつつです。
こうしたプロセスの改善が奏功し「600日以上も本番無障害」という素晴らしい実績を上げることが出来ました。
ナレーター
素晴らしい結果ですね。
何重にも顧客を支援するITプロジェクトサービス支援は、確かに単なるリソース提供サービスとは一線を画していますね。
今後はどういう発展をなさるのでしょう?

プロセスフロー(上流分析)

5. これからのITプロジェクト支援サービス

畑中
10年以上のプロジェクト経験の中で、チームとして多くのナレッジやノウハウを蓄積しております。いまだに多くのITプロジェクトがマネジメント面で多くの課題を抱える中、積極的にそのノウハウやナレッジを提供することで、お客様や業界全体に貢献してきたいと考えております。
また進化し続ける開発ツールは大きく開発やテストの作業コストを下げ続けています。結果として、これまでの開発をオフショアの海外ベンダーなどに依頼してコストダウンをするというプロジェクトの推進方法自体に疑問点が多く出てきています。
当社はその点にも注目し、ご提案・要件定義から運用までの、より高品質・コスト低減を重ねたITプロジェクトを運営し、そのノウハウをお客様に提供していきたいと考えています。

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