事例 フェリカポケットマーケティング様

1枚のカードが「街」と「人」をつなぐ

FeliCaポケットで実現する地域活性化ソリューション

フェリカポケットマーケティング株式会社

日揮株式会社ロゴ
http://www.felicapocketmk.co.jp/

トップイメージ

プレスリリース概要

プレスリリース概要

フェリカポケットマーケティング株式会社様(以下:FPM)がFeliCaポケットの管理システムを一新。新型端末への対応だけでなく、外部システムとの連携、管理機能の充実を実現した「Pocket-gate」システムをリリース。
全国50か所以上で使用されている、FeliCaポケットを使用したポイント機能を大幅強化。地域活性化や自治体サービス向上の、さらなる実現を図るべく新基盤へ更改。
その新基盤となるPocket-gateシステムの開発を株式会社オープントーン(以下:オープントーン)が全面的に支援。短期間での開発と安定した本番稼動を実現した。

本事例の御紹介

FeliCaポケットでニッポンを元気にしたい拡がり続けるFeliCaポケットのシステム基盤を支え続ける フェリカポケットマーケティング株式会社 西野様

フェリカポケットマーケティング株式会社 西野様

もはや社会インフラの一部と言って良い日本で代表的なRFIDを用いた決済基盤であるFeliCa。そのFeliCaを用いた様々な付加価値を持つサービスをFPMは展開しています。
2014年同社は、さらなるサービスの拡充を目指し、CRMパッケージとして提供を続けてきたシステムをPocket-gateへと更改。新端末への対応やポイント、地域通貨等の機能を強化し、新しい地域活性化サービス等を提供する新基盤を構築しました。
こうした基盤更改と更なるサービスの発展と、開発を支援した株式会社オープントーンのITソリューションエンジニアリングサービスについて、システム推進室の西野嘉浩様に伺いました。

1. FeliCaポケットって、そもそも何?

ナレーター
今回の新基盤の発表の前に、まずは「FeliCaポケット」が、どんなサービスか御説明頂けますでしょうか?
西野様
まず、「FeliCa」とは何かですね。FeliCaはRFID(Radio Frequency IDentification)という、直訳であれば無線で個を識別する・・・って何のことか分かりませんね(笑)
いわゆる非接触型のICカードの規格の事と言ってしまえばわかるでしょうか。あまり普段利用者が意識することはありませんが、SuicaやWAON等に用いられているICカードの規格がFeliCaです。その他に免許証や銀行のカード、パスポート等に使用されているもの等、何種類もの規格があり、それぞれに通信方式やセキュリティなどに特徴を持っています。
今回、当社が商材として扱っているのが、FeliCaという、RFID(非接触型ICカード)になります。
ナレーター
私も普段通勤で使っていますが、あの改札で「ピッ」ってタッチするカードですね。
西野様
ええ。そうです。
普段は皆さん、いわゆる電車代を中心とした少額決済で使用されていると思います。あのFeliCaICカード(以下ICカード)に搭載するアプリケーションによっては、他にも様々な機能を実現可能です。ICカードを用いた少額決済は交通機関を中心にイノベーションを起しました。大量の券売機は消え、切符を無くす心配もなくなり、エコにも貢献しています。
しかし、ICカードの可能性は実はそれだけではありません。FPM社はそうしたFeliCaに搭載するアプリケーション(FeliCaポケット)によって地域活性化や新たなビジネスの創造を目的としています。
ナレーター
なるほど、ICカードには、搭載するアプリケーションによってまだまだ可能性があって、「もっと面白いことができるぞ」と言うことですね。

画面キャプチャのイメージ

西野様
はい。FeliCaポケットはポイントやクーポン、スタンプラリーなどマーケティングに有用な、いくつものツールを一枚のカードで最大20個まで提供することができます。
ナレーター
ICカードが持っている決済等の機能をそのままに・・・つまり私の今持っているICカードがそのまま、どこかで買い物する時のポイントカード等になると言うことですね?
西野様
そういうことになります。ですので、新たにICカードを作成する必要もありません。管理に必要なシステムも当社が提供いたしますので、最小限の投資で、そうしたポイントカードやクーポン、会員管理等が可能になります。さらには地域通貨なんて使い方もできます。

2. 新基盤を使ってさらに、地域の活性化やエンターテイメントの可能性を追求

ナレーター
ざっとFeliCaポケットが、どんなものであるかは理解出来ました。実際にはどんな形で使われているのですか?
西野様
大きく分けて、地域に根差した使い方と、スポーツやエンターテイメントといった趣味娯楽に用いる使い方をしています。
ナレーター
地域と言えば、御社はイオングループですね。日本全国に展開するイオンの店舗等で利用されているのでしょうか?
西野様
イオン全体ではWAONというICカードを用いた決済・ポイントの基盤が用いられています。ですのでイオンでどうというよりは、もっと地域に根差したサービスを提供しております。例えば、地元の商店街とイオンとが共通のポイントを発行したり。
ナレーター
確か最近は石垣島での共通ポイントサービス等が話題になっていましたね。
西野様
ええ。そうした地域のポイントをより活性化するためにイオングループの店舗も参加したりすることで加入者を増加させることも可能になります。他にも、観光地や商業施設を使ったスタンプラリーの機能の提供等、エンターテイメントでの切り口も可能です。
ナレーター
ICカードを用いた様々なサービスとシステム自体を簡単に手軽に導入できて、かつビジネス全体でイオングループとの協業が可能になり、地域活性へつながると言うわけですね。
西野様
なにより、そうした「地場」で何かするには予算がいつも問題になります。とてもICカードでポイントをするために「地域の商店街の全てのお店のレジをPOSレジにして連携する」なんてできません。その点、FeliCaポケットには有効な点があります。ICカードの中でそうしたポイントや通貨の管理は完結しておりますのでポイントを管理するための大規模な通信基盤が必要ありません。
ナレーター
なるほど、ICの中だけでデータが管理されているので、店舗は貸し出されたポイント管理端末だけで利用が可能なんですね。
西野様
さらに、直ぐに始められるというのも魅力だと思います。
その点FeliCaポケットサービスはポイントをはじめとするサービスだけではなく、それを店舗側が使用する管理機能までパッケージとして全て網羅しておりますので、ICカードを用いた取り組みを地域レベルで簡単に始めることができます。

3. CRMや他のサービスとの連携も進む

西野様
当然、ポイント管理だ、クーポンだ、スタンプラリーだと始めれば、そうした
買い物を行うたびにデータが集まり、その利用データは本システム内に蓄積
されていきます。クライアントは、そのビックデータを用いて効果的にCRM
や購買分析等を行えます。そこで、現在のPocket-gateの仕組みが必要に
なったわけです。これまでのシステムでもデータの蓄積は行ってい
ましたが、そうしたデータを効果的に提供する切り口となる
インターフェースをそれほど多くは
持っていませんでした。Pocket
-gateではこれまでの、運用実績
からの様々なニーズを汲み上げ
てそうしたCRMや購買分析等
のデータ蓄積・出力の仕組み
が大きく強化されています。

西野様のイメージ

ナレーター
Pocket-gateは膨大なデータを解析して、
CRMや購買分析を行うための高機能なシステムということですか?
西野様
いえ、考え方自体を変えました。ポイント・クーポン・スタンプラリー・地域通貨・会員管理・・・・当社のサービスの使い方も多種多様ですし、サービス主体も官もあれば、民もあり、その場面もバラバラです。そうした顧客全てを満足させる分析や情報提供の機能を作ることは不可能だと考えました。そのため、データを蓄積し、提供するインターフェースだけを用意する柔軟性に満ちたデータストア・ゲートウェイシステムへと変貌させました。
ナレーター
なるほど、ばらばらすぎる顧客ニーズの最大公約数を探すのは不可能と考えて、個別に最適化した方が、利用しやすいと考えたのですね。よくシステム開発では「全ての人に良かれと思って構想・設計すると誰の為にもならない」と言いますものね。
西野様
ユーザーの望む切り口でデータを出力さえできれば、その解析や分析、グラフや帳票への出力を行うツールは数多く市販されています。
あえて、そうしたツールの機能を後追いするよりも、そうしたCRMや分析専門のツールが利用しやすいように、様々な切り口でデータを提供できる方が有効と考えました。

4. これからのFeliCaポケットとPocket-gateシステム

西野様
今回のPocket-gateへと進化したことで、新しい端末への対応等利用者へも利便性が大幅に向上しました。本番を移行して数カ月経つわけですが、システム自体は非常に安定し、50社以上もある顧客の新システムへの移行は無事完了しました。
また、オープントーンに支援頂きながら、練り上げたユーザーインタフェースは50社もある利用者が遅滞なく新システムに移行し、目立った問題もないどころか、使いやすくなったと多くの利用企業から評価を頂いております。
ナレーター
利用社数を思えば、大きな混乱もなく、移行できたのは素晴らしいですね。
西野様
旧システムからのデータ移行などの問題があり、予定より遅延しての更改となったのは事実ですが、更改した後の混乱は余りなく、今ではすっかり新基盤で業務が稼働しています。
ナレーター
これからは、どんな展開を進めていかれるのでしょう?
西野様
先だって申し上げたように、CRMや購買分析に関わる部分等は今後、個別にニーズに合わせて提供していくことになります。
そうした、そのポイントサービス等の個別のニーズを鑑みながら、マーケティング全体をよりやすく効率よく提供できる様なビジネスの基盤へと、FeliCaポケットとPocket-gateシステムを育てていきます。
ナレーター
より顧客のマーケティングを広範に効率よく支援できるようになるわけですね。
西野様
ええ。そうしてより、FeliCaポケットを用いることでICカードを用いた地域活性やエンターテイメント等への新サービスの提供を進めていきます。
いろいろな地域の、観光や娯楽等を組み合わせるコラボレーションツールとしても非常に期待されています。
ナレーター
気づけば私の使っている商店街のポイントもFeliCaポケットになっているかもしれませんね。

5. オープントーンのITエンジニアリングサービスを採用して

西野様
本システムは当初内製に近いような形で、仕様書や設計書をそろえて、プロセスを踏んで・・・という開発をしてきませんでした。
Pocket-gateもいわば「やりかけ」の状態で引き継いで頂き、リリースできる形にして頂きました。
それを踏襲したオープントーンさんには、いわゆる「仕様書が無い」という面では大変苦労をかけたのではと思います。むしろよく引き受けて頂いたなと(笑)
ナレーター
一般的には責任分解点があいまいになる問題等もあり、そうした「途中から引き継ぐ」というのは珍しいですね。
西野様
そうですね。特にオープントーンさんは銀行などの大きなシステムを扱う事が多いので、こうしたアジャイルと言えば聞こえが良いですが、現場の実装を中心として画面と現行システムの機能を見ながら、プロジェクトを完遂に持っていくようなケースに御対応頂けるか心配でした。が、最初に「仕様書はない」と言っておいたことも奏功し(笑)非常に密に担当者がコミュニケーションを取り、仕様を汲み取り、テストもオープントーン側でしっかり実施して頂きましたので「引き継いだソースコード」で本番稼動を無事迎えて頂きました。
また特に有難かったのが、単に「引き継いだソースをどうにかする」のではなく、当社がシステムを稼働できるようになるための様々な課題を、一緒に解決して頂ける、対応の柔軟性でした。
本来御願している領域ではない気がする様な、サーバーの環境の事や、運用の構築等もアプリケーションの外側まで広くカバーして頂いた御蔭で非常にスムーズにプロジェクトが進んだ感があります。大規模ベンダーであればあるほど「当社の役割(御見積り)はここまでです」となりがちですが、そうした対応ではなく「システムを稼働させるためには、あと何が必要か」を一緒に考えてくれるプロが味方にいる。そんな安心できるITエンジニアリングサービスでした。

次へ進む

開発のご依頼・システム導入のお問合わせはこちらから

インタビュー企業様一覧

  • 日揮株式会社様
  • 楽天銀行株式会社様
  • フェリカポケットマーケティング株式会社様
  • 株式会社ブックウォーカー様
このページのトップへ

金融システムやさまざまな業務システム開発、ECサイトなどの各種Webサイト構築・開発、IC(RFID)を活用したシステム、技術者向けOJTやICタイムリコーダー等、システム開発に関わることならオープントーンにお任せください。