事例 株式会社ブックウォーカー様

電子書籍販売にイノベーションを起こす

なによりユーザーが猛スピードで変わり続ける電子書籍市場。更に、その先をいくサービスを提供する

株式会社ブックウォーカー

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http://bookwalker.jp/

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プレスリリース概要

プレスリリース概要

株式会社ブックウォーカー様(以下:ブックウォーカー)が電子書籍の新たな取り組みを続々と提供。読み放題機能と立ち読み機能をリリースして更なるサービス向上へ。 今、世の中を変えるイノベーションとして注目の集まる電子書籍サービス。ブックウォーカーは、電子書籍サービスという最先端でかつ最激戦のサービスの中、 強力なIT技術とサービス開発のスピードで世の中で最も便利な電子書籍サイトへの進化を目指す。 スマートフォンやタブレット……様々なインターフェースへの対応だけではなく、サービスの提供の仕方、ツールとしての利便性の提供を追求。
最速でのサービス開発・機能改善を、株式会社オープントーン(以下:オープントーン)がIT面で全面的に支援。 数の利用者が使用する、大手電子書籍サイトをクラウド基盤上での迅速な開発と、障害を出さない安定した運用をたった6名で実現。 その開発スピードで毎月のように新機能をリリース。最激戦区の電子書籍サービスでNo.1を目指す。

本事例の御紹介

電子書籍というイノベーションの中で、さらに強力なイノベーションを我々が起こす。世界一便利な電子書籍サイトを構築する ブックウォーカー株式会社 橋場様

株式会社ブックウォーカー 橋場様

KADOKAWAグループの電子書籍部門として発足したブックウォーカーは、2014年現在でおよそ13万点のコンテンツを扱う、一大電子書籍ストアとして多くの利用者へ、 ライトノベルやマンガを中心にサービスを提供しています。電子書籍という、今最もホットな市場で、同社は2014年秋に、更なる利便性を追求し、 利用者へ読み放題や立ち読み等の新たなサービスを提供します。
わずか6人で50万人以上が利用する電子書籍サービスを運営開発し、なおかつ毎月のように新機能をリリースし続ける驚異のサービス開発体制と、 そうした体制を可能にした舞台裏について、ブックウォーカー 取締役 橋場様、並びにサービス開発部 柳瀬様に伺いました。

株式会社ブックウォーカーイメージ

1. ブックウォーカーの主なサービス

ナレーター
ブックウォーカーについて、まずはどんなサービスを提供されていますか?
橋場様
KADOKAWAグループということもあり、KADOKAWAの電子書籍を提供するサイト……というイメージが先行しているかと思います。 実際には、KADOKAWAの資本ではありますが、3つのサービスを柱として電子書籍のサービス基盤を構築提供する会社になります。 ですので、コンテンツとしてはKADOKAWAのみならず、実際には様々な出版社様のコンテンツを電子で販売・流通させ、同時に電子書籍を買う・読む・管理する…… 利便性やエンターテイメント性が高いツールを提供するというのが事業の主体になります。 電子書籍の直販ストア運営・外販取次・独自編集制作の3事業を主体としています。
これまでの出版社と、その流通業界は、再販法に強く縛られてきました。しかし、電子書籍はその法律の外にあるため、売り方・見せ方の工夫だけではなく、 今回の読み放題のような価格体系など根本的な仕組みに対してイノベーションを起こすことができます。
また、出版社(KADOKAWA)からも別会社として独立させることで、そうした「従来の出版業界の枠組み」にとらわれない、 大きなイノベーションを生み出すことができます。
ナレーター
大資本を始め、今数多くの電子書籍サービスが乱立する中、ブックウォーカー社の強みとはなんですか?
橋場様
電子書籍と言う、言わずもがなの激戦区で、生き残って行くどころか、先陣を切りたいと思いつづける我々にとって、スピードは必須の要素です。 出版社本体ではやはりそうした、ITに立脚した戦略・戦術がなかなか、スピーディーに組み立てられません。
逆にIT主体の電子書籍サービスはツールとしてのITに着目しすぎて、書籍というコンテンツを権利的な意味も含めてうまく流通させられません。 ブックウォーカーがIT企業として、独立していてかつ出版社の資本であることは、こうしたITと出版。両者の強みを生かす大きなチャンスです。
ナレーター
その強みを生かして、具体的にはどんな取り組みをなさっていますか?

2. 出版する側と、ユーザーの最適な橋渡しへ

橋場様
先だっても申し上げました通り、資本的にはKADOKAWAですが、何もKADOKAWAコンテンツを届けるための電子書籍サービスというわけではありません。 ブックリーダーや販売サイト等の使いやすさを追求し、単なる「KADOKAWAの電子書籍」ではないステージを目指しています。 「使いやすさ」の基準として様々な要素があります。道具としての使いやすさは勿論、コンテンツの数や価格等、色々な意味での良いサービスを追求しています。
ナレーター
これまでの状況を見ていると電子書籍は特に価格面等が競争になりやすそうですね。
橋場様
我々はその点は慎重です。価格競争に傾倒すれば、結局は「出版する側」のうまみが消えていきます。 我々は出版社の資本という立場ですから、ユーザーにも出版する側にも、良いサービスにしていきたいと思います。
ナレーター
そうした中から、今回の様な機能を開発するに至ったんですね?

3. 読み放題や立ち読み機能をリリース

橋場様
はい。立ち読み機能はともすれば「ちょっと読んで満足してしまわ
ないか?結果として販売数は減るのではないか?」という心配を
よく内外からも聞きます。 ただ、その点、リアルの本屋さんが一度
立ち読みを無くす流れから、再び立ち読みをさせる流れも出てきて
いるように、必ずしもそうだとは思いません。
また既に立ち読み機能がある電子書籍サービスでも、かえって
売り上げは増える傾向にあることが証明されています。

西野様のイメージ

ナレーター
なるほど。であれば、ユーザーと出版社双方にとって、
良い機能だと言えますね。
橋場様
読み放題機能も単なる安売りにならないように
提供していきます。 例えば、特定のシリーズの
販促やキャンペーンのテーマに沿った書籍や
一巻だけお試しセット……等、 利用する側にも
出版する側にもメリットのある形で提供したいと思っています。
ナレーター
利用者を始めとする電子書籍のステークホルダー全体にとって本当に良いことを、追求していく姿勢がよく分かりました。 一般的には、出版系の弱みはいわばIT力だと思いますがその点も御社は抜きんでていますね。ほぼ毎月何がしかのリリースを行っているというのは。
橋場様
例えば、昨今のクラウド化はコンパクトでスピーディーな体制を作ることに大きく貢献しています。 クラウドの御蔭で、ITインフラ基盤に対する「手間」という観点のコストが大幅に下がりました。 もし物理的なサーバーを維持していたら、データセンターの選定や監視業者の選定、ハードウェアの比較検討や保守……おそらく、それだけで今の我々のリソースは いっぱいいっぱいになってしまうでしょう。
ナレーター
クラウド基盤上でサービスを提供することで、そうしたITインフラの維持に対するコストが大幅に下がって、 本来のより良いサービスの追求に専念することができたということですね。 そうした「より良いサービスの追求」はどのようなポイントで行われているのですか?

4. なぜ「サービス」開発部?

橋場様
何よりもスピードが第一と考えています。電子書籍は、まだまだ生まれたばかりの市場です。 コンテンツは勿論、電子書籍リーダーの機能や販売の方法、周辺の決済や会員管理の仕組み等、どれをとっても「正解」が出ているわけではありません。 そして、今まさしく、参入した各社がその「正解」に近付くべく競っている真っ最中なのです。
ナレーター
なるほど、今他社に先んじて、サービス全体・・・コンテンツだけでなく、利便性や、コスト、機能性などで一歩でも先に出ていくことが、 生き残っていくための重大要素というわけですね。
橋場様
はい。我々の部署が名前も「情報システム部」や「システム開発部」等になっておらず「サービス開発部」になっているのもそのためです。 いかに、よりよいサービスを他社に先んじて開発し、提供できるかが鍵と考えています。
ナレーター
サービス開発のスピードが鍵ということですね。
橋場様
正直にいえば、結局のところサービスの「正解」はまだ誰にも見えていません。むしろユーザーやデバイスが日々進化する現状を見ると 「正解」もどんどん前へ前へと進んで行っています。昨日の「正解」は明日には過去の物になります。
ナレーター
確かに。例えばデバイスひとつとっても、1年もすれば新しいスマートフォンが、タブレットが発売されて、どんどん置き換わっていきますね。
橋場様
ユーザーまでもどんどん進化していきます。我々が機能をリリースしても、我々が想定していない思いもよらぬ方法でユーザーは使い始めたりします。 新しいデバイスや機能を吸収し、新しい使い方を編み出すユーザーまでもが毎日進化しています。
ナレーター
そんな状況でどうやって「正解」に近付いて行くのですか?
橋場様
先ほども申し上げたように「正解」は分かりません。我々が肝入りで打ち出した機能がさっぱり評価されなかったり、 逆にささやかな改善のつもりで出したリリースが高く評価されたり。いくら、事前に練り込んでも結果は全く見えなかったりします。
ナレーター
それでは、サービスの機能や仕様を決めることができなくなってしまいますね。
橋場様
ですから、我々の方針はいまや「どんどんサービスを機能を生み出す」事に注力しています。 無論、ユーザーニーズの分析や設計は最善を尽くしますが、最後は生み出してユーザーの反応によって進む方向を決める方が効果的なのです。 あれこれと議論し、分析し、いつまでも、机の上で勝負をしているより、結局は早く小さくどんどんリリースして、適切な評価を行い、 改善を重ねていく方が効果的なのです。 ユーザーの反応次第で改善したり、場合によっては機能をやめてしまったり。
個人的には「どんどん作る。どんどん捨てる。」位で結果として「最適な機能が残って行く」で構わないと思います。
ナレーター
なるほど。進化し続けるユーザーニーズのさらに先にサービスを開発し続けるには、「どんどん作る。どんどん捨てる。」位でないと間に合わないということですね。
ナレーター
そうしたスピード感ある開発をするためにどんな取り組みをなさっているのですか?一般的なITエンジニアリングですと、開発者を大量に集めたりとか、 パッケージやありものサービスを組み合わせたりとかと言った取り組みをよく聞きますが。
橋場様
いいえ。実はこれだけのサービスを開発・運営・維持するのに専任の社員は6名だけです。無論開発の作業等では、オープントーン社の様なSIベンダーのリソースも用いますが、 戦略の策定や機能の作成、実現方法の検討などシステム開発に携わる主要な部分はたった6名で行っています。
ナレーター
たった6名でというのは凄いですね。逆に言えばたった6名で、スピード感のあるサービス開発をするためには、どうやっているのでしょうか?
橋場様
一番大事なのは、サービス開発の現場に権限があることです。多くのサービス開発の現場では経営に対する予算どりにはじまり、関係部署の調整など、 サービス開発に着手するまでで、膨大な時間を費やします。その点、当社では、開発するサービスの機能・規模感はよほど大きな物でない限り、現場に権限があります。
ナレーター
確かに。まず大前提としてスピード感ある意思決定ができなければ、スピード感あるアウトプットは望めないですね。

5. 「結局、見積もり通りにならないよね?」従来の請負契約に基づくシステム開発の限界

橋場様
次に、その意思決定を実行するサービス開発の仕組みです。その点ではオープントーン社のITエンジニアリングサービスの形態の一つである 「リソース供給契約」が非常に奏功しています。
ナレーター
どういう点で、御社のニーズとマッチしたのですか?
橋場様
折角迅速な意思決定をしても、それを実現するのに時間がかかっていては意味がありません。 従来の請負型のシステム開発では開発するサービス・・・つまり要件を決めてから、見積もりをします。見積もり自体も多くの場合には、 ベンダーを集めて相見積もりを取ります。その相見積もりに基づいた提案をしてもらって、それを評価して・・・
ナレーター
そんな事をしている間に年が変わってしまいますね。
橋場様
さらにそこから予算取りして、契約を取り交わして発注をして体制をつくって・・・
ナレーター
なんだか、プロジェクトが始動するころには、新しいスマートフォンが発売されていそうですね。
橋場様
その通りなんです!まさしく、その課題を解決する仕組みを提供して貰っています。 リソース供給契約によって、固定化したITリソースを供給してもらいます。そのITリソースの中でどんどん、要件を投げ込んで開発を進めていってもらいます。
例えば月3人月とか決めた予算の中で何でもござれで、要件定義だ、見積もりだ発注だもなく思いついた機能をどんどん実現してもらいます。
ナレーター
そんな事をしたら、幾らかければ機能が実現できるか分からないのでは?サービスの事業計画が立てられないのでは?見積もりもせずに、可能なんですか?
橋場様
逆ですよ(笑) だって「3人月」と予算の方が固定化されているんです。その中でできないことは無論「できないです」と帰ってきます。
よくITプロジェクトの70%は予算超過になると言われています。そのリスクをだれが負うのかはともかく、今までの要件を決めて、見積もって、予算を取って・・・で結局は 算の通りに行ってない方が大半じゃないですか。
ナレーター
たしかに。。。さんざん苦労して何社も提案させてコンペして、一番安いところを選んだのに、結局予算超過したり、納期が延びたり。上手くいってないですね。
橋場様
ええ。なので、オープントーン社とこのリソース供給契約の元にサービス開発を推進するようになってから、予算を超過したことはありません。
ナレーター
なるほど、依頼する方は、逐一、機能ごとに経営の許可を取る必要もないですね。経営にとっても、その予算の枠内であれば、現場に自由にさせることができますね。 リスクが供給契約の固定化された予算の中に閉じ込められるので。
橋場様
結果、サービスを思い付くたびに、市場調査をし、社内プレゼンを繰り返し、結局は面白いアイディア程「リスクが算定できない」という理由でお蔵入りになってきました。 その点、今回のこのリソース供給契約に基づいたITエンジニアリングであれば「やってみました。ダメでした」でも大きな問題にはなりません。予算の中でしかリスクは発生しませんから。
そして、結局は、遥に早いスピードでサービス開発を進められる御蔭で「やってみました。こんな効果が出ました」と説明できる機会が増えたわけです。
ナレーター
改めて考えてみれば、事業計画・サービスリリース計画の方が、ITベンダーの見積もりに寄って決まる方がおかしいと言えばおかしいかもしれませんね。 決めた計画に基づく予算の中で最善を尽くす仕組みの方が遥に建設的ですね。

6. 画期的なサービス開発体制

ナレーター
ではそんな中で、実際にオープントーン社と、どんな進め方をなさっているのでしょう?またどんなメリットを感じておられますか?
橋場様
その点は、実際に開発現場でやり取りをしている柳瀬よりお答えします。
柳瀬様
オープントーン社とやり取りしていて他のSIベンダーさんにない
メリットを感じることがしばしばあります。 特に大きいのが、
柔軟で迅速な開発体制でしょうか。例えば「大体こん
なことしたい」と伝えると「まずはこんな感じで」と作って
頂けます。 そのうえで、当社はディティールを詰めていくこ
とができますのでスピード感が全く違います。他のベンダー
さんだと、仕様を確定しないと、 納期だ再見積もりだでい
つまでも進まないことが多々あります。

西野様のイメージ

ナレーター
前述の「リソース供給契約」による柔軟性を最大限に生かして
くれると言うわけですね。
柳瀬様
例えば、新しいことを依頼して、
技術検証をする場合を
考えます。多くのベンダーは
やれるかきっちり検証してから、
工数をだし、見積もりを出し……とします。
そんな事をしている間にリリースできてしまうほどの
時間をかけることも多いのです。
こうした電子書籍サービスの様なシステムは「社内業務システム」のように技術リスクを排除したうえで、仕様を詳細に策定・決定していく事は向いていません。 事前に幾ら設計書でにらめっこをしても、技術やサービス自体が新しく、進歩が速すぎて検証しきれないのです。 そうであれば、やってみて、難しければ両社で一緒に相談して代替案を探す……という方法の方がよほど現実的です。
ナレーター
なるほど、もともと他社に先んじて機能を開発していこうとしているのに、リスクの大きさばかりを慎重に測っていても、全く前に進まないということですね。
柳瀬様
ええ。その点、オープントーンさんは「まあ、やってみましょう」から始めてくれます。そのうえで、逆に作る過程で色々な検討・検証・調査を行い、 逆に「この方がよくないですか?」と解決案を提案して頂けます。
オープントーン社に依頼して感じる事は主要な担当者が殆ど変わらないことです。御蔭でどんどん、当社のニーズや業務、やりたい方向性に詳しくなって頂けます。 結果、我々のニーズを超えた良い提案を頂くこともしばしばになります。
ナレーター
つまり、早さや柔軟さがぴったりマッチしたということですね。
柳瀬様
そうですね。また機能性や品質といった、金融系などで鍛えられたITサービスの品質へのこだわりも同じように持ち続けて頂いています。 御蔭さまで、システムを依頼してからの数年間、ユーザー事故につながるような障害はありませんでした。 そうした品質を保ちながらも、早く、柔軟に御対応頂けるあたりが大きいのではないでしょうか。
ナレーター
品質は結局はスピードとコストに跳ね返りますね。バグだらけでは新しいサービスリリースどころではありませんね。
ところで、前述のようなリソースを固定してる契約だと費用対効果が見あっているか心配になりませんか? 本当に3人月分・・・或いはそれ以上の成果が出ているのか心配になりませんか?
柳瀬様
ITプロジェクトマネジメントにとって、もっとも大事な要素がなんだかわかりますか?
ナレーター
技術力とか、スケジュールとか、コストとか、、、
柳瀬様
開発チームとの信頼関係を築くことです。社内外を問わず、自分達が構築した体制が信じられないならそれは、根本的にプロジェクトの運営に失敗しています。 信頼関係を築き、最大限の効果を引き出すことは、当社のサービス開発のマネージャーにとっても、 オープントーン社のシステム開発のマネージャーにとっても一番大事な責務です。 両社が、日々努力している点があるとすれば「お互いの信頼に最大限の努力で応える」ことではないでしょうか?
ナレーター
信頼をするためには、相手を理解し、評価できなければ難しいわけですからブックウォーカー社自身が、ITエンジニアリング能力を含めた、サービスの開発能力にいかに秀でているかを示していますね。 そのことを強みとしてたった6名でスピード感あふれるサービス開発を可能にしている事がよく分かりました。 「電子書籍業界にイノベーションを起す。」それが単なる夢ではないことが、よく伝わってきました。

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