受託開発から自社サービスを生み出すまで<br>~ICタイムリコーダー~

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受託開発から自社サービスを生み出すまで ~ICタイムリコーダー~

事業目標の1つに「新たなITサービスの創造」を掲げるオープントーン。しかし、当初は受託開発がほぼ100%の事業構造でした。
そんななか、受託案件のノウハウを生かし「ICタイムリコーダー」を自社開発しリリース。当初は、社長自ら1営業マンとして奔走していた時代もありました。自社サービスをリリースするに至ったきっかけは?そして今後の展望は?

Project Data
プロジェクト概要 ICタイムリコーダー開発(自社サービス)
技術 .Netフレームワークを用いたオブジェクト指向言語(Web)
開発体制 プロジェクト参加数 開発メンバー数3名
規模感 数十人月

ICタイムリコーダー事業部のマネージャー陣と代表が語ります。

  • 佐藤 大輔

    佐藤 大輔

    オープントーン代表取締役
    兼ICタイムリコーダー事業部部長

  • 塚田 隆

    塚田 隆

    ICタイムリコーダー事業部
    営業責任者

  • 野田 昌敬

    野田 昌敬

    ICタイムリコーダー事業部
    開発責任者

サービスのリスタートを切ったわけですね。
自社サービスを売る・サポートするやりがいはどのあたりにありますか?

tsukadasolo

塚田:今後はこの価格と利便性を武器に紙のタイムレコーダーよりも便利で安い「どこにでもある」サービスに育てていくべく取り組んでおります。目標は、全国津々浦々、どこの会社・店舗・工場・・・・職場でも当たり前のように使われている商品になるように取り組んでおります。

分かっていたことですが、競合の多いサービスですので、そうした競合と比較して採用していただけるように取り組むのが難しいですね。ブランドも知名度もずっと強い大きな企業が競合にひしめき合っていますから。

Webでのプロモーションやマーケティング、広告戦略など、単なる1営業、1サポートからはかけ離れた取り組みが必要になりました。
自社サービスとして、そうした取り組みも柔軟に自由に、さまざまなチャレンジができるのがやりがいでしょうか。
サポート担当として、ユーザーのお叱りの言葉に、凹むことも少なくはないですが、他社の商材やサービスをただ売ったり、サポートしたりするわけではなく、大事な自社商材として取り組めるのは価値あるチャンスだと思います。

販売やサポートといった競争を続けていく中で、当然、システムの運用や開発も重要な要素だとも思いますが、自社サービスの開発体制はどうなっているのでしょうか?

tsukadamasa

佐藤:単に安いだけでは、申し込みは多いものの、長く使っていただけなかったり、規模の大きい会社様になると、機能不足を訴えられたりします。
なので、「どこにでもある」サービスに育てるためには、塚田のように販売・サポート担当だけでなく、開発というサービスそのものへの取り組みも必要になっています。

野田:私の出番ですね。大分待ちましたが(笑)
元々、同じようなサービスの開発に関わっていた経緯もあり、オープントーンへは自社HPより応募させていただき、採用されて以来、サービス開発を担当させていただいています。
自社サービスの開発というと、開発者の間では、納期や顧客との折衝などが少なく「楽なイメージ」も強いと思います。

実際はソウでもないと?

野田:逆に難しい部分が強いと思います。納期にしても開発コストにしても、開発会社の社内だから厳しく見られます。
常に「同じリソースをかけるなら、受注した開発にまわしたほうが回した方が良いのでは?」という社内の圧力にさらされ続けます。

開発する要件にしても、顧客の責任者がいて、その人が決断したとおりに機能を作ればいいのとは違い、すべてが手探りです。
ユーザーが本当に望んでいるのはどんな機能か、使い勝手の良さとは何か?受託の開発であれば、要件定義書を作り、顧客の合意が取れれば、それが正しい仕様です。
そうした「正しい仕様」はないが、納期とコストは同じように、定められるという点では受託開発より難しい側面を持つと思います。

クラウドサービスですから解約もありえます。製品にコストに見合った価値を感じて頂けたなかったということなのでしょう。
開発者としてただ好きなものを作るのではなく、出来る限り顧客の声には耳を傾け、営業と連携して顧客ニーズを収集し、機能追加とアップデートをするよう日々取り組んでます。

また、これまで専属の開発チームを持たずにプロジェクトベースで開発を重ねてきました。
その結果、特に運用面の改善などの取り組みが少なく、そうした仕組みの構築には一から取り組まないといけませんでした。

技術的には好きなようにチャレンジできそうですが?

small_17

野田:技術的な側面でいくと、既に立ち上がってしまっているサービスのアーキテクチャは、そんな簡単に手を入れられません。そして、既に何百社もが24時間365日このシステムを使っています。
その結果、リリース作業のためのシステム停止も、事前告知をして、マニュアルを改訂して、障害発生時の対処も準備して、、、という風に、開発作業以外の面で「大仕事」が待っています。

なので、自社サービスの開発を目指すエンジニア方にも安易に「好きなものを作りたい」と考えるより「売ったり」「サポートしたり」と大きな目でシステムを考える必要が有ることを知っておいて頂きたいですね。
その上で、そうした広い視野で「自分たちでサービスを送り出すんだ!」という思いをお持ちの方は大歓迎ですね。

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